「なぜ勉強しなければならないのか?」
多くの子供が持つ疑問です。
塾の先生として、大人として、
「将来の選択肢を増やすため」
「努力を証明するため」
「人の役にたつため」
そう教えることは可能ですし、実際に機会があればそんなことを話すことも多々あります。
しかし時折疑問を持つこともあります。
それは
「その答えは自分自身で見出さない限り、意味がないものなのではないだろうか?」
というものです。
勉強をがんばる理由として
「モテたいから」
「あいつに負けたくないから」
「良い点取ると気持ちいいから」
そんな理由だって間違いではありません。
そうして始めた勉強が、いずれもっと深い意味を持っていくこともあるのではないかと思うのです。
では塾に、塾の人間にできることは何か?
それは勉強の楽しさを教えること、そして成績を上げること。
そんなシンプルなことでしかありません。
「塾で予習すると学校の授業が分かって楽しい。」
「嫌いだった科目が大好きになりました。ありがとうございます。」
そんなことを言ってくれた生徒がいました。
こちらこそありがとう・・・
当人からすれば大したことを言ったつもりはないと思いますが、
私にとっては心の温まる、宝物になる言葉でした。
ただ上から命令するのではなく、答えを押し付けるのではなく、共に歩んでいきたい。
頼りない大人ですが、そう思っているのです。
今年一年でどれだけの
「人はなぜ?」を見つけられるでしょうか。
ステップ個別指導学院 総社・吉岡 小西