「偏差値は指数関数のように上がっていく」
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
中学生では指数関数という言葉自体聞き慣れないとは思いますが要するに徐々にではなく急激に伸びると思ってもらえれば問題ないと思います。
どうして急激に伸びるの?
勉強は理解できたときに初めて効果が出てきます。
偏差値を伸ばすためには基本的に今の自分の実力よりも上の問題を解く必要が出てきますね。
勉強をやり始めた頃はもちろん理解することができず、多少理解できたと思ったところでテストの出題パターンには追いつくことができず、偏差値に大きな変化は見られません。
しかしその反面、完全に理解できたときの偏差値の上がり方には目を見張るものがあります。
何より一度偏差値が上がれば、勉強が継続できれば下がることはまずありません。
継続することは伸ばす事に関しても維持する事に関しても非常に重要です。
偏差値を上げるときの「壁」
わたしの経験や周りを見たときに感じることですが、「50代後半から60代に上げる」部分に大きな壁があります。
実際わたしの場合、偏差値57近辺をさまよっている期間が半年ほどありました。
なぜ偏差値を60代に乗せるのがそこまで大変なのかと言うと、「得意教科を高いまま維持する」こと以上に「苦手教科で人よりもとれるようにする」ことが難しいからなんですよね。
ただし、苦手な分理解できたときの伸び幅は他の教科よりも大きく、基礎固めから入るので安定もしやすいです。
また、偏差値が上がったときは2,3上がってやっと60になったというのではなく、64から67など大きく跳ね上がることが多いです。
苦手克服ということだけあって効果こそなかなか現れませんが、大きな力に、そして武器になることは間違いありません。
途中で投げ出さず、継続して勉強を進めて行きましょう。
勉強が苦手な子は偏差値を上げやすい!?
では、逆に壁を感じにくい例を挙げてみましょう。
それはずばり、「偏差値40代から偏差値50代に上げる」ことです。
というのも、偏差値50代に乗せるには基礎さえしっかり勉強すれば乗せることができるからですね。
偏差値40代の子というのは、まず勉強のやり方を知らないだけということが多いので、その部分さえ塾がフォローできれば結果はたちまち表れるでしょう。
そして本人の中で、「自分はこれだけ偏差値を上げたぞ!」と大きなモチベーションに繋がっていきます。
モチベーションが上がれば勉強時間も自然と増え、それは継続力に繋がります。
こうして「壁」を乗り越え、偏差値を30以上も上げる子が希に出てくるわけですね。
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受験生たちにとっては何よりもほしい数字
どんなスタートラインからでも「壁」を越えさせることが、我々塾の仕事です。