「先生、効率のよい暗記法を教えてください」
「効率よく勉強するには何をやればよいですか?」
塾の仕事に携わり始めてから結構な年数になりますが、
今でもたくさんの方々ら質問される内容です。
何をもってして「効率がよい」と考えるかは
ケースバイケースかとは思いますが、
1つ言えることは、
「〇〇をやれば▲▲がすぐできるようになる!」
といったような、いわゆる「特効薬的な何か」は
ないのではないか、ということです。
勉強もスポーツも根っこのところは同じで、
繰り返し繰り返し練習することが、上達への
唯一の道だと思うのです。
部活動や習い事を例に考えてみましょう。
例えば野球の場合なら、理想的なバッティングフォームが
あるように、また、ピアノなどの楽器の場合には正しい
運指の型があるように、勉強にもある一定の「理想形」は
存在するはずですし、そういったものをお伝えしていきたいと
考えています。
しかしながら、多くの中・高生は、継続的に1つのやり方を
実践することなく、「このやり方は自分には合っていない!」と
切り替えてしまいがちです。
あまつさえ、「〇〇先生は教え方が悪い!!」などと、自分自身の
ことは棚に上げて、他人を貶める発言をする生徒までいます。
師のアドバイスを素直に受け取り、継続して実践できている
生徒は、勉強が得意・不得意に関わらず、得てして成績が
右肩上がりに伸びていくものです。
「学問に王道なし」
「急がば回れ」
昔の人は、良いことを言ったものだとつくづく思います。
素直に、継続的に、ひたむきに取り組む。
それこそが勉学の「本筋」であり、我々教育者が
示すべき道なのではないか、と感じます。
ステップ個別指導学院 山浦