個別指導に塾を決めるときのポイントとは?
今回は個別指導の受講経験者として「こんな子が向いてるんだな」と実際に感じたことを書いていきたいと思います。
ちなみに私自身は中学2年の2学期から3年の受験前まで、個別のみで偏差値を約30ほど伸ばすことに成功しました。
1. 勉強が苦手だと自覚のある生徒
勉強がそれなりにできる子が個別指導で苦手科目を補う、という話を聞いたことはないでしょうか?
ですが、実際は勉強が得意な子よりも勉強が苦手な子の方が個別塾に大きな効果を期待できます。
集団塾は基本的に「一番できる子に合わせて他の子をついてこさせる」方針をとります。
授業の進行も早く、課題のレベルも高いために勉強が不得意な子にとっては何も理解できずに授業が終わっていくような状況が多いです。
一方で個別指導は自分のペースで授業を進めることができ、疑問に思ったことを即座に質問することができます。
たとえ質問できない生徒でも、先生が生徒の理解度を確認しながら授業を進めてくれるため、確実に勉強の理解度を深めてくれます。
質問できる環境を作ってくれるのが個別指導だと言っても過言ではないでしょう。
2. 向上心のある生徒
個別指導の先生は生徒の学力を見ながら一生懸命指導にあたってくれます。
しかし、生徒自身にやる気が無ければそれはまるで効果をあらわしません。
「とりあえず塾に通ってるからいいや」という考えを持ったまま成績が伸びる生徒はまずいないでしょう。
「もっと成績を伸ばすにはどんなことをすればいいのだろう?」
そう思って初めて塾が機能します。
個別指導は最終的に「自分から授業内容を提案する」ことが終着点となります。
自由度が高い分、やる気のある生徒であるほど主体性が育まれやすく、言わずとも自主勉強の時間が増えていくでしょう。
ここまで読んで「集団塾じゃやる気があっても主体性は育たないの?」と思う方もいらっしゃると思います。
実際育ちにくいです。
集団塾はハードなカリキュラムがぎっしりと詰め込まれているが故、「自由に勉強させる」ことよりも「とにかく塾の方針に従わせる」ことに焦点を置きます。
そしてスケジュールについて行けない子が出てきたらどう対処するかというと、クラスを落とすか退塾してもらうかの2択となります。
集団で成功していくのはプライドが高く、元々それなりに自主勉強の習慣のついている生徒が大多数でしょう。
例え向上心があったとして、スタートラインが全く違うトップの子たちと同じ授業内容で同じ課題をこなしたところで追いつくことができるでしょうか?
個別指導なら、「自分に合った勉強を自分で見つけられる」が為に大幅な順位アップを可能にしていきます。
3. 何かにハマったことのある生徒
それはゲームでも運動でも何でも構いません。
長い期間何かに熱中したことのある生徒さんは、「集中力」が既に鍛えられています。
個別塾は集団塾に比べ、授業の時間が比較的短いです。
コスト面を考えたときにデメリットに思われがちですが、その分「自習スペースが充実している」教室が多いことをご存じでしょうか?
勉強に熱中した子に自習室を与えるとどうなるかというと・・・・・・ひたすら自習室で勉強を始めるんですよね。(笑)
たとえ受講していない日でもひたすら自習室に通います。
比喩ではなく実際に私がそうでした。
普通の自習室と比べて何が良いかというと、大体1人くらい手の空いている先生がいるんですよね。
授業をしていない時間でもまるで授業のように質問できる。
何かに熱中したことのある子は自習室の使い方が非常に上手いです。
実際私が個別に通っていたときは7割が自習で3割が授業くらいの感覚でしたね。
最後に. 保護者の方へ
色々と上で語ってきましたが、子供のやる気が出る要因は「誉められるべきところで誉められる」ことだと思います。
点数や偏差値、順位が上がったときは心から誉めてあげること。
どんな勉強をして、どんな風に頑張ったかをきちんと聞いてあげること。
どんな学校を受験して、どんな風になりたいか、子供の意見を尊重してあげること。
親がしっかりと子供と向き合い事で、勉強の効果は何倍にも上がっていきます。
是非、大切な学生時代にしっかりと向き合ってあげてください。
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いかがでしたか?
少しでも塾選びの参考になれば幸いです。
次回は「個別指導を受けた事によるメリット」について言及していきたいと思います。