トンネルを抜けると

Pocket

 

台風が近づいているということで、昼間から灰色の空、

 

雲行きは怪しく、気持ちまで暗くなってきてしまいます。

 

大きな被害なく早く過ぎ去ってほしいものです。

 

 

 

台風のような「嫌なこと」というのは、ただ過ぎ去ることを願うことしかできません。

 

台風に立ち向かう必要など、もちろんありません。

 

それは大人も子供も、立派な人も、そうでない人も何ら変わることはないはずです。

 

 

しかし、子供には、戦える相手に対しては戦いを挑んでほしいと、

 

嫌な事から逃げないでほしいと、夏期講習を通じて感じています。

 

 

 

 

中1の1学期でつまづき、勉強自体を諦めかけてしまった生徒がいました。

 

勉強の仕方から分からず、正直私もどうすればいいのだろうと途方に暮れてしまった部分すらありました。

 

 

トンネルに入りこみ、一筋の光すら見えないような状態だったのです。

 

 

 

しかし根がまじめな彼は最後のところで踏みとどまりました。

 

私も「この夏がんばれば大丈夫」と励まし、問題の解き方、考え方から教え込み、同じ問題を繰り返しやり続けました。

 

 

暗闇の中、もがきながら、傷つきながら前へと進んだのです。

 

それは普通の歩幅よりもずっと小さいものだったかもしれません。

 

時折戻ることすらありました。

 

 

それでも彼は授業前に自習に取り組むなど、少しでも前に進もうとする姿勢を保ち続けました。

 

すると、一寸先すら見えなかった道にわずかな光が差し込んでいるではありませんか。

 

 

集中して問題に取り組めるようになった、

 

計算問題が解けるようになった、

 

英文が少し読めるようになった、

 

 

そんな些細なことではありますが、このまま進んで行けばトンネルは抜けられるという、

 

心を照らす希望の光でした。

 

 

 

夏期講習中は生徒に、間をおかずに多くの時間、勉強に取り組んでもらうことができます。

 

夏期講習も終盤ですが、以前より明らかにできるようになった生徒を見ることができると、やった甲斐があったなと心から思います。

 

 

 

8/10でいったんは夏期講習も終了ですが、お盆明け8/18からまた授業が再開します。

 

 

夏期講習を逃してしまったという方、あきらめたくないという方は期間等関係なく、ぜひご相談いただければと思います。

 

 

共に見つけたいのです。

 

 

人にとって最も美しい光を。

 

 

 

ステップ個別指導学院総社・吉岡校     小西